洗車の手順と必要な道具
大切なバイクの寿命を延ばすために洗車をしましょう
バイクを所有するときには持ち主が責任を持って日々のメンテナンスをする必要があります。
日常メンテナンスとしては消耗品であるライトやタイヤをチェックして交換するといったことの他、走行中に付いてしまうゴミやホコリを取り除く洗車があります。
将来的に中古車として売却を考えている場合など、定期的に洗車をしてきたかどうかによりかなり査定額が異なってきます。
定期的に洗車をしていくことにより、塗装や金属部分の疲労を防ぐことができ、外観を美しく保つことができるようになります。
特にバイクの場合は重要な構造部分が外部にむき出しになっていることが多いので、摩耗を防いで安全に走行を続けていくためにも定期的に洗車をしていくようにしましょう。
バイクの洗車には大きく二種類があり「水を使う洗車」と「水を使わない洗車」に分かれます。
「水を使う洗車」は自動車同様にホースのある場所を使用して洗剤を使いブラシで車体の汚れを洗い流していきます。
もう一つの「水を使わない洗車」はスプレー式の洗剤を使用するなどして、布巾を使って汚れた部分を丁寧に拭い取っていくというふうにします。
どちらの方法もメリットとデメリットがありますので、汚れ方に応じて使い分けていくのがよいと言えます。
3ヶ月に1回程度が適切な頻度
バイクの洗車頻度はどのくらい使用しているかにより異なります。
毎日の通勤通学に使用しているという人と、休日に趣味のツーリングをするという人では汚れ方も全く違ってくるでしょう。
一般的には週に数回乗るという人ではだいたい3ヶ月に1度本格的な洗車をすることが望ましいとされています。
ただし遠乗りをしたあとや、オフロードや雨天時の悪路を走行したあとなど車体に汚れがひどくついてしまったときにはできるだけ早めに落とすようにするのがよいと言えます。
本格的な洗車に必要な用具としては専用洗剤やバケツ、ブラシ、スポンジの他、細い部分を落とすことができる小さな歯ブラシサイズの用具や、大切な構造部分に水濡れをしないようにするための防水用シートやビニールを用意しておくと便利です。
必ずしもバイク洗剤でなくとも中性洗剤などでも対応できますが、材質によっては塗装を傷めてしまうことがありますので、できるだけバイク用となっているものを選ぶ方がよいでしょう。
手順としてはまず水を使って汚れをざっと落とし、それから丁寧に泡立てた洗剤を使ってボディやシートを洗っていきます。
チェーンやエンジン部分の隙間には泥跳ねが起こりやすいので、小型のブラシを使って丁寧にこすっていくようにしてください。
濡れたまま放置をすると日光が反射をして塗装にダメージが与えられるので、できるだけ早めに拭き取るようにするのがポイントです。