エンジンオイルの交換方法は?

普段からやっておきたいエンジンオイルの点検

エンジンオイルの交換時期はSSや整備工場で前回交換したときには次回交換の目安となるシールを貼ってもらえるので、それを目安に行うようにします。

一般的にエンジンオイルの交換時期は、走行距離もしくは経過日数によって判断されるのですが、必ずしもその基準にだけ従っていればよいというわけではありません。

エンジンオイルの汚れは乗用する環境や頻度、バイク本体の性能によってかなり異なってくるので、普段からよく乗用している人や長期間乗らない時期があったという人は使用する前にエンジンオイルの状態を自分で確かめるようにしておきましょう。

エンジンオイルの状態チェック方法はバイクの車種によって異なりますが、必ず点検用の窓が付けられているので新車を購入した時には場所を確認しておくようにしましょう。

オイル点検窓を見るとオイルがどのくらい入っているかや色の状態がどうかを一目で点検することができます。
エンジンオイルのプラグを抜いてみると、オイルの状態をより詳しく見ることができるので色がかなり濁っていると思ったらウエスなどにとって確認してみてください。

自分でできるエンジンオイルの交換

エンジンオイルを自分で交換する場合には、まず必要な用具を準備します。
一般的な国産バイクでエンジンオイルを購入する場合には、「ラチェットレンチ」「ソケット」「メガネレンチ」「六角レンチ」「スタッピードライバー」といった工具が必要になります。

バイクの整備は基本的に付属の工具を使うことで全ての整備をすることができるようになってはいるのですが、より効率よく作業をするなら専門の工具を用意しておいた方が望ましいと言えます。

それとオイル交換では不要なオイルを抜いて新しいオイルを入れることになるので、廃油を取り除くときに入れる「廃油ボックス」と交換する新しいオイルが必要です。

基本的な手順をざっと説明すると、まずバイクのエンジン下部についている「ドレンボルト」を緩め、その下に受け止め用の廃油ボックスを置いてから抜きます。
ドレンボルトを抜くと自然に廃油が床に落ちるのでしばらく放っておくと全てのオイルが落ちます。

その後完全にオイルが抜けたら再びドレンボルトを締め直し、今度はエンジン上部にある「オイルフィラーキャップ」を開けてそこから新しいオイルを入れていきます。

汚さないようにじょうごやオイルジョッキを使いながら丁寧にオイルを入れ、最初は規定量の2/3まで入れてから一旦作業を止めてエンジンをかけます。

その後一度エンジンをかけて2~3分アイドリングをして温めたら、少しずつ様子を見つつ規定量に達するまでオイルを補充していくようにしましょう。