デザイン・乗り心地共に魅力的!「ダンク」について

12年ぶりにホンダが発売した次世代型スクーター

ホンダ「Dunk(ダンク)」は、ホンダが約12年ぶりに新たにリリースした50ccバイクです。
もともとホンダは日本初の原動機付自転車スーパーカブの製造元ということもあり小型バイクに強く、開発に相当力を入れているところですが、ここしばらくのバイク出荷台数減少により全く新しいモデルはしばらく開発されていませんでした。

現行モデルのモデルチェンジでなんとか販売を続けてきた中で、ダンクは2014年12月に新型車として投入されており、同時期に復刻版として再発売されるようになった「タクト」とともに次世代のホンダの50ccバイクを担う存在として期待をされています。

実はこの2つのモデルはそれまで製造工場として稼働してきたベトナム工場を日本に戻して生産をするということでも大きな注目を受けており、その他にも今後は続々と製造工場を国内に戻す動きを加速させています。

若い世代の雇用を創出するという意味でもこの「ダンク」および「タクト」の果たす意味は非常に大きく、そういう意味でも次世代型のスクーターと言ってもよいでしょう。

斬新なデザインにも大注目

1980年代のレトロなデザインを復活させたかのような機能性重視の「タクト」と比べ、「ダンク」は個性的かつ斬新なデザインをしているところが大きな特長です。

一見してすぐに特長としてわかるのが、殆どのスクタータイプのバイクで採用されているハンドル中央についているヘッドライトを、思い切ってボディのフロント部分中央につけているという点です。

感覚的にまるでおへその部分に目がついているかのような不思議な感覚があるのですが、その独特のルックスが個性を好む若い世代に受けています。

カラーリングも攻めたビビッドカラーを多く取り揃えており、スクーターとはいえバイクにはこだわって乗りたいという人にとっておすすめです。

デザイン性重視というと機能に不安を感じる人もいるかもしれませんが、最新の原付き機種にはよくある「モバイル充電機能」や広いポケット、荷物の置きやすいロングシートなど細かい部分にこだわった作りをしています。

名前の「ダンク」から勇ましい男性的なイメージを持たれる人も多いと思いますが、走行性能についてもダンクはかなりのこだわりが盛り込まれており、走り出しの力強さは50ccとしてはトップクラスです。

メーカー希望小売価格は21万4920円(2016年時点)と同様の原付き車種と比較するとやや高めの印象ですが、人気車種ということで買取価格もかなり高く、中古市場にも多く出回っているので長い目で見ればかなりお得に購入することができる車種なのではないかと思います。