原付にも使える!エンジンがかからない時の対処方法
エンジンがかからない時に最初にチェックすること
バイクに乗っていると、どんなベテランでも必ず一度は遭遇することになるのが「エンジンがかからない」というトラブルです。
バイクのエンジンはキーを入れてからスタータースイッチを入れることで起動しますが、ちょっとした加減で突然に何度押しても一向にエンジンが起動しない状態になってしまいます。
エンジンがかからなくなるというトラブルの原因は一つではなく、どういった原因がもとになっているかによって対処の仕方が変わってきます。
とはいえ普通一般用バイクで起るエンジンの起動トラブルのケースはだいたいいくつかに絞られるので、まずは冷静にそのどれかに当てはまっていないかを調べてみてください。
まずエンジンがどうしてかかるのかということから簡単に説明していくと、それは動力燃料となるガソリンがエンジンルームに送られ、そこで着火されることでエンジンが動き出すためです。
そこから逆算していくと、エンジンがかからないときに起こっていることとして考えられるのは「燃料であるガソリンがない」「ガソリンが正しくエンジンルームに運ばれていない」「着火が正しく起こらない」のいずれかということになります。
他にも色々と複雑な原因がもとになっていることがありますが、つい昨日まで普通に動いていたバイクが急に起動しなくなったときには上記のいずれかが原因と考えてほぼ間違いないでしょう。
それぞれの対応方法
そこで順番に対応方法を説明していきます。
まず最初の「ガソリンがない」ということは説明するまでもなく簡単な原因です。
正面メーターにあるガソリン残量を確認し、Eランプがついていないかどうかをチェックしましょう。
近くにGSがあるなら引いて行って少し入れてもらえば解決します。
次に「ガソリンがエンジンルームに運ばれていない」ということですが、この原因として主に考えられることに「キルスイッチが入っている」「ギアがニュートラルに入っている」ということがあります。
バイクは安全性を確保するため、エンジンを急停止させたり、強制的にエンジンがかからないようなしくみをつけています。
それらの機能が誤って入ったままになっていないかということを一つづつチェックしてみてください。
最後に「着火がうまく行われない」ということですが、この主な原因となっているのが発火プラグの不具合です。
エンジン部分の着火は着火プラグと言われる小さな部品が行っています。
しかしこの部品は消耗品であるため、長期間使用していると先端部分が摩耗したりススで汚れたりして正しくつかなくなってしまいます。
プラグはエンジン部分から工具を使って抜けるようになっているので、まずは引き抜いてどのような状態になっているか調べてみましょう。